本日ご紹介させていただくのは
今季から取扱を始めた【山内】から。
ブランドのコダワリが詰まりまくったシャツになります。
■まず聞き慣れないタイトルの「ノーミュールシングウール」とはなんなの?から説明しますと、
ノーミュールシングとはそのまんまミュールシングを行っていないウールのことです。
そしてミュールシングとは、羊の臀部・陰部への蛆虫の寄生を防ぐ為に羊の臀部・陰部の皮膚と肉を切り取る事を指し、しかもその作業は無麻酔で行われ、羊にとって地獄のような作業なんです・・・(泣)
普段、普通に着ているウールの洋服など、、、何か考えさせられますね。
山内では虐待行為のようなミュールシングを良しと思わず、ミュールシングを行っていない素材だけを使用したシャツを作りました。
ノーミュールシングで採集したウールは肌触りが格段に優しく、特有のチクチクとした感じが全くない、滑らかでカシミヤに近い質感なんです。
■まず、生地が滑らかすぎて光沢が入っているようにも見える表情に驚きます。
ただ生地感のクオリティだけに囚われていては、山内の全貌は見えません。
さらに特筆すべきは縫製の正確さ。
■お分かりでしょうか。
この一切の妥協も許さない超正確なダブルステッチ。
業界人やコアな服好きなら「うお~」と感嘆の声を上げてしまいそうになると思います笑
そして、タグに縫製の責任者の名前を記載しているの点も仕事への意識の高さを感じさせますね。
ちなみに全ての職人が日本人で、全ての工程を手作業で行っています。
究極の「made in japan」言えますね!!
■少しゆとりのある上品なシルエットで、
ウールの重みが生み出すドレープ感が本当に美しいです。
山内のシャツは一見すると「普通」に見えるかもしれませんが、ディテールに注視するとブランドのコダワリがイヤと言う程伝わってきます。
"本物志向"の方は、是非一度お試しください。
よろしくお願い致します。